当会は、一般社団法人全日本空手道連盟糸東会、一般社団法人埼玉県空手道連盟、埼玉県糸東会並びに東松山市体育協会に所属し、全日本空手道連盟 公認段位、公認審判資格、日本体育協会 公認スポーツ指導者資格を持った充実した指導者のもとに 東松山市で活動している団体です。
東松山支部では、会員数約80名(小・中学生が8割)を抱える大きな支部で週2回(火・土)の夕方に小学校の体育館や市内の地区体育館で楽しく汗を流しております。主な行事としましては、年に2回の昇段昇級審査、東松山市民大会、東松山市空手道選手権大会、近隣の郡市連が主催する大会、全国大会の予選を兼ねる埼玉県大会に参加できます。
また近隣の市町村にも糸東会に所属している団体が(ときがわ・越生・小川・寄居)有り、これらの近隣の支部と一緒に正流会として(埼玉県糸東会の中でも大きな団体の一つです)合同練習会など一緒に活動をしております。
「空手」とは沖縄発祥の武器を使わない徒手空拳の武術です。沖縄では古来「首里手」「那覇手」「泊手」といった地域による特徴ある武術が発達しました。その中で1900年前後より、糸洲安恒(いとすあんこう)先生、松村宗棍(まつむらそうこん)先生、安里安恒(あざとあんこう)先生らが活動されます。
安里先生に師事した船越義珍(ふなこしぎちん)先生が松濤館流として日本本土へ空手を伝え、糸洲安恒先生と東恩納寛量(ひがおんなかんりょう)先生に師事した摩文仁賢和(まぶに けんわ)先生が両師の名前から糸東流(しとうりゅう)を創始しました。
また、本部朝基(もとぶ ちょうき)先生、宮城長順(みやぎ ちょうじゅん)先生なども各流派の創設と空手道の普及に努力されました。こうした先人が1920年ごろから日本に空手を伝えはじめ、今日の興隆となりました。
2020年東京オリンピック正式競技として採用が決定しております。全日本空手道連盟はこれら偉大な先人の教えと伝統を守りながら、オリンピック大会に向けて、準備運営を行い、競技の発展と強化を行っています。
1934年(昭和9年)に糸洲、東恩納両師の頭文字を取り「糸東流」を名乗って以来、日本はもとより世界へと広がり続け約55カ国が加盟している世界有数の規模となっています。
開祖摩文仁賢和は、首里手の大家・糸洲安恒について糸洲派を学び、後に那覇手の大家・東恩納寛量に東恩納派を学び、その後も地方に隠れた首里手、那覇手以外の形・技法について模索し続け、松村派、新垣派などの各派を修め、それら全ての技術と精神を融合、融和させたものが糸東流空手道です。
その技法上の特徴は、単に突き蹴りだけでなく、投げ、逆技といった技術をも含み、まさに総合武道の様相を呈しています。また、「守・破・離」(基本を忠実に・それを応用し・そこから独立する)という言葉に代表される様に、形という基本を守りながら、それを応用し、組手と結び付けていくことによって作り上げられた分解組手などに、その奥義までをも修めることが出来るように体系付けられています。また、精神教育に重点を置いた開祖摩文仁賢和は「君子の拳」を標榜し、円満な人格の形成・向上を目指した指導を行いました。
空手道はオリンピック競技の正式種目に採用されているスポーツです。しかし、空手道は武道でもあります。単に技術を習得し、勝負にこだわるだけでいいでしょうか?師を敬い、相手を思いやり、仲間を助け合う心を大切にしたいと考えています。
さあ、始めましょう。
自分を変えたい、興味があるなら、一歩踏み出してみましょう。やってみなければ、何事もスタートしません。楽しい仲間が待っています。